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スペインでの活躍 奄美新聞で紹介されました

奄美新聞 2019年7月14日(日)

里アンナさんの唄に触発

 

【東京】スペインの舞台芸術のアカデミー賞的な存在、「プレミオ・マックス2019」がこのほど開催された。スペインの至宝と呼ばれるフラメンコダンサー、エバ・ジェルバブエナが、里アンナさんと共演の舞台「Cuentos de Azùcar~砂糖のものがたり~」で、最優秀女性ダンサー賞を受賞したが、それを支えたのはアンナさんだったことを明かした。

万雷の拍手の中で、また一つ大きな栄誉に輝いたエバは、「里アンナに感謝し、この賞を捧げたい。彼女の唄にインスピレーションを受けました」とコメント。さらに大きな拍手で包まれた。「Cuentos de Azùcar~砂糖のものがたり~」は、彼女がアンナさんと出逢い、その歌声に恋をし、18年に奄美大島を訪れたことから生まれたもの。二人は、奄美大島の大自然を共に体感し、伝統的な文化を体験、そこから生まれた物語だ。

アンナさんは、この舞台で圧倒的な存在力でシマ唄を披露している。同年スペインを皮切りに、フランス、今年は東京・大阪で開催され、大きな反響を呼んだ。

さらにスペインでも公演され、今回の栄冠につながったのだった。アンナさんは、「初めて舞台を見た時に心が震え涙したエバと、一緒に何かできないかと願っていた事が昨日の事のように感じます。私の故郷である奄美に訪れ、歴史や文化、そして何より私の唄にインスピレーションを受けたと言ってもらえ、何にも代えがたい幸せな贈り物を頂けました」。こちらも喜びいっぱいだ。世界的なダンサーをさらに飛翔させたアンナさんの歌声は、23日に鹿児島でも響き渡る。「里アンナ・奄美島唄ライヴ」と題したソロ公演は、CAPARVO HALLで午後7時半開演(開場同7時)で当日券3500円(前売り3000円)となっている。